おはようございました

大工です。 「おはようございました」は、過去形でもなく、このへんのジジババの朝のあいさつ。我が家でも使ってます。私だけですが。

見えないものに思いをはせる

上下違う方向にホゾをつくったものを「人形束」と言います。これを知ったのは2,3年前ですが「人形束」で検索しても出てきません。
組んだ後に18ミリの込み栓で連結します。作るたびに、これを考えた人はすごいなあと感心するばかり。
今回手掛ける家には、100個の人形束が入ります。組んだ後は見ることはできません。
そこで、組む前に施主さんの知り合い100人に、この束へ何かコメントなり落書きなりしていただこうではないかと。

親方と山門の解体、復元した時は、お奉行さまの名前と大工の名前、松・亀・鶴の絵が描いてありました。この家に大工である自分の名前を残すことはありませんけど、施主さんご本人および友人知人には書いていただきたいですね。

この家造りには、初対面の方々にも参加していただく予定です。汗を流しながらつながりが出来て、おいしいお酒も飲めたらなあ、なんて思っています。

手刻みの木の家は、あと何年かしたら手掛けるのが難しくなると聞きました。それはそれとして、やれることは前向きに。

餅まきもするそうです。とても良い事だと思います。

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  1. 2017/03/16(木) 18:17:56|
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屋根に鍛えられる

下界と異なり、まだまだ雪景色が続きます。
そんな我が家も、夜は風呂の窓から月が拝め、薪の消費量も少しずつ減ってきています。春がやってきます。
春に関係あるかどうかわかりませんけど、風呂の蓋(杉板)に何かの芽が出てきました(写真)。なにかの菌が作用したのでしょうか。
昔(何年前とは言えません)の家は、木で軸を組み、竹で壁の下地を掻き、土を塗り・・・すべてその辺にあるものを使っていたはずです。おばあちゃんの家は、おじいちゃん(私が生まれる数十年前に他界した大工)が建て、土間があって台唐で餅をついてました。昔の家は、菌が自由に謳歌できた環境だったのではないでしょうか。
酒蔵、醤油蔵なんかは、梁に多くの穴が開き(自分の経験からはアリが住んでた)、おおらかな佇まい。そこには多くの菌がはびこっていたはずです。

本題は屋根でした。太陽光温水器パネルにたまっていた水が凍って膨張して破裂。今回もそうでした。修理する側の立場を無視した造りように閉口。買うと10万円はします。自作する時間の猶予が無くて、カミさんが「ポリタンクでだいじょうぶ」と。冬は全く風呂の屋根に太陽光は当たりませんけど、20リットルの黒いタンクを日当たりのよい場所に置いて夕方運ぶのだとか。誰が運ぶのでしょうか。とりあえず、足場を組んで実験から。こういうのは仕事ではないので結果はともあれ楽しい作業ですね。


1年ごとにジジイになるのに、1年ごとに追い込まれています。

まあ、楽しい。

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  1. 2017/03/10(金) 18:46:47|
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厳しい車

11月から3月までは、薪の確保の季節でもあります。平日肉体労働、週末さらなる肉体労働です。
そんな中、楢(ナラ)材を積んで走っていると、急に車体が傾き、アスファルトをガリガリしながら走行。どこにもぶつかることなく停止したのですが、目の前をタイヤが飛び跳ねています。世界衝撃映像かなんかで見たことあるよなあ、なんて思いながら、そのタイヤは車道を走るサイクリストに迫っていたのでした。
娘たちが幼いころには、大分の友人宅に向かう途中、アクセルが作動しなくなり、犬2匹も連れて救助を待ちました。カミさんは4駆にシフトするのを忘れて路面凍結のカーブで廃車。カミさんが九州に帰省の際には、錆によって穴の空いた箇所からラジエーター液が噴射。携帯で「エンジンを止めるな」と叫ぶよりも「爆発するから離れなさい」というカミさんの叫び声とともに廃車。
長女が大学落っこちて、入学金、授業料を払わなくてよくなり、新たな車両を手にすることが出来たのは、まれに見る幸運でした。

薪を山積みしたままのトラックが戻ってくるのは、もうしばらく先になりそうです。

写真はカナディアンロッキーを越えて友人宅から帰る途中、吹き溜まりに突っ込んで2時間ヒッチハイクしているときに撮った空です。このときの気温がマイナス37度。助かったのもつかの間、翌日はトラックが動かなくなり、バスで400キロ移動。つらい誕生日でした。

携帯電話って便利。







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  1. 2017/03/07(火) 12:30:40|
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新築に想う

親方に「独立します」と言わないまま、ひとりで仕事を始めて15年くらいになります。電話帳に番号を載っけていないので、仕事が無く季節の良い時は海によく出かけていました。
それでもなんとか生活できていることが不思議で、さらに不思議なのは新築が意外に舞い込むこと。2年に1回のペースは、田舎ジジイにとってはかなりハイペース。お断りしたり、お断りされたりした物件を入れると、結構な割合になります。
新築は、心身ともに疲れますけれどお願いされると「バーロ、テメエ」とテンションが上がってしまうのです。これは性格でしょうかね。そして、毎回のことながら、その現場が終わると「こんなもんか」と自分の頭と腕にがっかりするのです。それでも築10年くらい経って伺うと「木の家はいいよね」と素直に感激する自分もいます。
今回の新築は「近隣商業地域」という、生まれて初めて聞くエリアで、建築確認をお願いする設計士さんはじめ、すべての業者さんは、相撲で言う「初顔合わせ」。稀勢の里のふるさとです。サッカー関係の友人で国際審判員も近所で、何事も無く上棟にこぎつければ、楽しい現場になるはず。まあ、そう簡単には行かないと思ってますけど。
写真は、親友の大工から教わった「火打ち」。桁と梁に入ります。けっこう好きです。

筑波大学の建築専攻の学生および留学生を「職場体験」で巻き込めないでしょうか。屋根仕舞いに使えるのに。


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  1. 2017/03/02(木) 17:58:53|
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廃品で家はできます。

「廃品」という品のあるお言葉で表現しましたけど、要は「ゴミで家できます」という話。ただし、週5~6日働いている方々では難しいかもしれません。
今回、新築で使ってみようかと思っている廃品が、真鍮製ドアノブ(鍵付き)とガラス板。おそらく、どちらとも友人のガラス屋から手に入れたモノ。鍵には「西入口」の木札。学校か?
ガラスは「モール」という商品で、製造中止の品。脱衣場、トイレ、勝手口の木製建具に使えたらいいなと思っています。建具屋さんがNGを出さないことを祈っています。

廃品で家は出来ますが、サラリーマン世帯の方々からはまず賛同は得られません。ごもっともです。残り2割の方々のそのうちの数%の方々から「それいいね」と言ってもらえるくらいです。

今回の新築の照明も、ガラクタから採用されると思われます。電球はLDEでいいのでしょうけど。


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  1. 2017/02/15(水) 18:26:32|
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