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おはようございました

大工です。 「おはようございました」は、過去形でもなく、このへんのジジババの朝のあいさつ。我が家でも使ってます。私だけですが。

敷居が高い・・・?

30年、40年もしくはもっと古い家の敷居は、段差のあるものも多かったようです。特に、廊下や縁から畳の部屋に入るときは5寸(15センチ)の段差がありました。それが今はバリアフリーの時代。近所の91歳のおばあちゃんの家は、式台があって、畳まで50センチ近くあります。
写真は、右側の空間が直焚きの風呂が組み込まれ、手前は居間から脱衣場への同線。

溝にアルミのレールが入り、ここはバリアフリーに。

敷居というのは、空間を仕切るというか、いろいろな意味があるように思います。冬のすきま風は室温低下に直結するので、そういう意味でも敷居は大切。親方は「近所のばあさんが畳のふちにつまずいて、足の骨を折った。バリアフリーはいらんじゃろ」と笑話で言っていたのが懐かしいですね。

敷居が高いというのは、迷惑かけて面目ないという意味で言いますが、人生のほとんどは迷惑かけてきています。
小学校の時は、山田川という小さな川があって、小学校低学年の時は、都合の悪いテストの解答用紙を川に流していました。歌舞伎町に本社のある、テレビ制作会社に就職が決まったと親にウソを言い、今で云うフリーターに。最大の迷惑は、親に黙ってカナダに渡り、向こうの郵便システムが日本と異なって、3か月は蒸発状態。最初に帰国した時、「ただいま」ではなく「こんにちわ」と実家に入り、その時跨いだのが片引き戸の敷居でした。

不義理といえば、娘たちの名前の付け方も? フジテレビでバイトした時に、当時のアイドル河合奈保子さんが実物が本当にかわいくて、呼びやすいので「奈保子」。次女は初恋の人、そして、その名前のヒトに悪い人はいない?ということで「美由起」。賛同してくれた妻には感謝しています。

話がそれましたが、たったひとつの部材にも、いろいろな思い、考えがあります。「敷居が低い」という言葉の存在を初めて知りました。


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  1. 2015/02/28(土) 19:56:04|
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工具入れでもいいのですが・・・

北米のスタンレーランチボックス。
向こうにいた時は、妻のつわりがひどく、朝飯、昼弁当を自分で作ってました。そのときは、サーモスのランチボックスとポット。太った人の多い北米ですが、DNAの影響のほか、炭酸飲料、チョコバー、夕食後のデザートは毎日。
食事の時、我が家は夏は水(井戸水)、冬はお茶ですが、北米はオレンジまたはリンゴジュース。
ログハウスの会社の社長の家に、日本向けのFAXを送りに行くときは、晩飯を食わされ、デザートが「ホットレモンパイ」いつも飲み込んでいました。

スタンレーは、DIY工具も販売しています。私もインチとセンチのメジャーテープは持っていますけど、一番驚いたのは、新品の手ノコが全く切れないこと。日本から持って行った替え刃式の安いノコギリを使わせると「アンビリーバボー」と、超感動。押し切りのノコにも閉口でしたけど、それでもスタンレーの道具は好きです。ノコは使いませんけど、ランチボックスとポットはおすすめです。

切れないノコギリ売るなよな。




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  1. 2015/02/25(水) 18:22:43|
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永遠の課題・・・

日本の大工から見れば、北米のツーバイフォー住宅は「なんだこれ?」と思うような構造なのですが、そこに住むヒトビトの暮らしぶりを見ると、足元にも及ばないというか「いいよな」という言葉しか出てきません。
自分のブログがFace bookとリンクして、カナダの友人たちから、日本の大工としての仕事ぶりに多くのメールが届きます。
家造りのスタートがログハウスでしたし、ライフラインのない場所での生活だったので、自分としては未だに大工というよりはログビルダーなのかなあと。左官職に興味を抱く友人の息子。継手と仕口に反応する友人。
介護職を含め、日本の伝統を外国の人たちが受け継ぐ時代が来るのかもしれません。

カナダの電柱は米杉で、景観として癒されるのですが、北米の友人は、日本の電柱、電線が「すごい」と。なんなんでしょうか。
写真は、掃出しの引違い。全面ガラスだったのですが、安全面を考慮して、板張りにしました。このたびのガラス切りに失敗なし。

ガラス切りは緊張します。大工なので。

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  1. 2015/02/21(土) 23:02:38|
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もみがら作戦 chaff put in old newspaper bag for insulator

建物外周の建具は、玄関の片引き戸以外できました。ブルーシートを張って、床を張りはじめました。
昨年8月から自然乾燥させていた杉板を加工してもらいました。厚は25ミリ。そして、床下断熱材にもみがらを採用。
当初は藁を敷き詰める予定でした。観光農園を経営する友人が「もみがらにすれば?」と。もみがらは、近くのライスセンターに山積み。お金を払って処分するらしく、なんとももったいないこと。
サツマイモが風邪をひかぬよう、もみがらで保温。新聞紙は、カナダのアパートでヒーターが故障して新聞紙にくるまって寝ているので経験済み。
新聞紙のバッグは、妻が小麦粉を溶かして糊を作り、何百枚も用意してくれました。古新聞の中に、友人がベーリング海をシーカヤックで旅する記事が。解体仕事で、ふすまの下地に達筆の文字が半紙に書かれているのと同じだよなあと。
お風呂を焚く場所が、たまたま土間だったので、もみがらを運びましたけど、まあ、偶然が生んだ楽しい作業。

新聞紙のバッグを作ってくれる妻には、ホント感謝です。
もみがら断熱って、山口大でも実験していました。試してみようとすることは、何事においても大切。
手間はかかります。









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  1. 2015/02/17(火) 18:44:09|
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見えないところの大切さ・・・

「渡り腮(あご)」と言います。
軒先の桁を受ける梁の写真。T字に入っているのは「人形束」。誰が命名したのか知りませんけど、造ってみて、これはいいんでねえの。
部材が組まれた後、人形束は見えなくなります。カスガイや金物を使えば必要ないのかもしれませんけど、部材が見えてしまうのでそういうわけにはいきません。
今どきの住宅は、柱が見えない工法ですけど、自分が手掛けるのは、ほとんどの部材が見える工法。その過程で活躍するのがこの「人形束」です。
建築基準法に従い、金物や工法に従ってきましたが、渡り腮工法を採用している大工さんに出会い、全てがすっきりしました。
丸太小屋が好きで、ログビルダーになり、今は田舎大工ですが、家だけ追及しても「どう?」と思っています。「俺の腕はすごいんだぞ」というのではない、道を進みたい。それだけ、家にはいろいろあります。



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  1. 2015/02/04(水) 18:18:43|
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