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おはようございました

大工です。 「おはようございました」は、過去形でもなく、このへんのジジババの朝のあいさつ。我が家でも使ってます。私だけですが。

おそるべし左官職人

霜の心配が無くなり、ようやく左官さんが荒壁を塗りにやってきました。
壁の両面を塗るのですが、今日一日で、家の外周と屋内の片面を塗ってしまいました。下地の「木小舞」を施工するのに何日かかったことか。
竹小舞との塗り感覚を聞く「齊藤さん、こっちの方が塗りやすい。でも、塗るの10年ぶりだから」と。この一言で、やって良かったと思いましたし、教えてくれた大工仲間に感謝です。オヤジが亡くなった時に涙はありませんでしたけど、左官屋さんのこの一言で、涙が出そうになりました。
施主さんと施主さんの友人およびガキどもの泥遊びのために、塗らずに残しています。
それにしても、木製建具と土壁と木の家のバランスの良さに、あらためて「これしかねえだろ」と思いました。

新築に限っては、土壁と木製建具と木組みの家。それ以外はタマホームに行けボケっ。ということで。
CMに出ている(出ていた)キムタクやみのもんたが、タマホームの家に住んでいるかどうかは確認できませんけどね。

完成見学会はやりませんが、なにかやりたいなあと思っています。ゴールはまだ見えません。





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  1. 2015/03/31(火) 18:06:11|
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与作

北島サブちゃんの歌のように、与作の仕事は危険極まりないことを体感しています。
新築の墨付け、刻み、上棟、造作と、伐採作業の時間がなかなか取れませんでしたけど、ようやく、不安のない薪の量に達しました。
杉、檜、松といった針葉樹は、一度伐ったらそれまでですけど、樫、楢、櫟などの広葉樹は再生します。今日伐採した樫の群生も、おそらく40年前くらいに伐採しているのではないかと推測できます。その大昔、ここは針葉樹ではなく、広葉樹で覆われていたのではないかと。

木くずにまみれる作業は、楽しい。当日は、体がミシミシ音をたて、昼飯の後に横になっていると、背中がつります。

薪ストーブの時期の宿泊もいいかもよ。







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  1. 2015/03/28(土) 18:43:12|
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手仕事が無くなるのか

北側に面するトイレに透明ガラスの明かり取り(写真)、お風呂の焚口に同じく、くもりガラスを組み込みました。ガラス切り失敗1回。ガラスは、田邑ガラス店の現場手伝いで出た建具のもの。田邑くんありがとう。
土壁の荒塗りの打ち合わせに左官屋さんが来ました。10年くらいやっていないとかで、若い職人に応援を要請すると「やったことありませんので」と断られたとか。
この左官屋さんは、ハウスメーカーの仕事もしているので、根掘り葉掘り聞いてみたのですが、「墨付け」という言葉自体、メーカーの大工は知らないし、石膏ボードを張るのがメイン。左官の仕事は、玄関のタイル張りだけ。建具屋は不要(既製品)。
建築基準法も、今後、さらにメーカー寄りの内容になるとかで、私の現場を見て「こういう家は、もう造れなくなる」と。

まあ、こちらかすれば、新築が「善」とは思っていませんし、今の現場がまたあるとも思っていません。今までも今からも、何も保障されない生活ですけど、食っていくことなんて、腕一本でいくらでもあります。

親方の「齊藤君、墨付けできなかったら大工じゃないからね」という言葉を再確認できた一日。

新しいガラス切りが欲しい。田邑。



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  1. 2015/03/25(水) 18:32:25|
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感覚の大切さ

外観は洋風ですけど、中は民家を解いた時の材を使ったつくりです。
日本の大工技術の良さは、地域ごとに工法が同じで、特に改築の場合は、目に見えない壁の中の下地構造も「たぶんここにあるだろう」と想像しながらやると、ほとんどはずれることはありません。ハウスメーカーの家は知りませんが。
親方からいろいろ教わって、それでも「こんな感じで」で建てたのが、3m×4mの小屋。一番の目的は、草屋根にしたかったことです。最初は芝生を・・・とやりましたけど、雑草の種の力には勝てず、今では杉、ヒノキ、苔、など生命力の強いものが勝手に生えています。杉、ヒノキは根が浅いので大きく成長はしませんが。

使っている素材は、すべて自然界のものではないのが残念な点ですけど、ここがゲストハウスになっています。
「なんとなく」「ざっくりと」というのはログハウス造りに言えることですけど、すべて細かいことを決めて造るのは、あまり楽しくないというのが正直なところ。

予想通りに壁板が枯れています。感覚=センスにつながるのかもしれません。

トータル的なバランスが求められるのかもしれません。永遠の課題。

ようやく春が来ました。


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  1. 2015/03/22(日) 19:09:28|
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不器用

明日で上棟から3か月。予想以上に手間が掛かっています。
柱を自然石の上に乗せるときや、今回のように曲がり材の型取りに「オサ」という道具を使います。木製の場合は、板と板の間に竹ひごが何十本も入り、このひごが自由に動くことによって曲がった線をうつしとることが出来るわけです。自分の持っているオサは金属製で、板の縦張りに使いました。型取りの作業を「ひかる」「ひかりつける」と言います。
写真は、杉板の横張り。
オサの可動域では対応できないため、さしがねとベニヤ板で型取り。これが想像以上にたいへんというか、自分の腕の悪さにめまいがしました。めまいで済めばよいのですが、来月には、左官がギブアップした五右衛門風呂の施工が待っています。
自信がつくというのは、自分の力ではなく、ほかのひとの言動によって身につくものだとこの歳でようやくわかりました。

弟子入りして1年目。ノミを研いで行った翌日、親方から「齊藤君、ノミかして」と言われ「これは、そろそろ研いだ方がいいね」と言われて「そうですね」と言った思い出があります。

不器用ですから。 吐きそう。


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  1. 2015/03/18(水) 18:19:35|
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個人的自衛権

春が近いと感じた一日。
山口と広島の県境で、女子高生がイノシシに太ももを噛まれてケガをしました。警察は、注意を呼びかけたそうですが、何をどう注意すればいいのでしょうか。
山の中を歩くときには、秋田のマタギに発注した山刀(ナガサ 写真一番左)を腰に巻きます。スポーツだとイメージトレーニングが有効な手段として取り組む必要もありますが、イノシシにはこちらのフェイントは通用しません。見えないところから出てきますので。日が暮れると闇夜になるので、夕暮れの時のジョギングは山刀ではなくクマよけの鈴がベスト。
山刀と、1mくらいの鉄パイプがあれば、頭をしばいて頸動脈をスパッ。イメージは出来ています。

3本の小刀は、土佐職人作のイノシシを捌く専用道具。これを手に入れる前は、百均のカッターナイフを使っていましてけど、やはり「皮を剥ぐ」道具は切れ味だけ良くてもダメだということを実感しました。

獣相手に「どこからでもかかってきなさい」とは言えません。イメージはつかめています。

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  1. 2015/03/16(月) 18:44:46|
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藁の力

藁をもつかむ思いで、藁ごと落っこっちゃってる日々の現場ですが・・・ということで「わら」です。
わらは、英語でストロー。これをブロック状にきつく縛ったやつをベイル。ストローベイルハウスというのを造ろうとおもったこともあります。牧草を塊にする機械をベイラーと言い、近所のジジイが所有しているので、あの世に召された後は私のものになれば、と。
廃棄処分の運命にあった何種類かの建具の部材とガラスで、玄関片引き戸を作りました。杉板は粭島解体現場の和室の座板(杉)。そして断熱材が、もみがらに続き「わら」
稲刈りの終わったあとで知人から「使い道があればどうぞ」と声を掛けていただき、自分の1トントラック山積みにして持ち帰りました。10年前のこと。
今では越冬中のジョウビタキの休憩所、野ねずみの住処になっている加工場のわら置場から何束か引き抜いてきました。
ステンレスレール、古い建具は田邑ガラス店提供。
鴨居の上の下地、玄関部分だけで丸一日かかってしまいました。

片引き戸の外側は、防水のために柿渋塗ります。

外側の施錠、どうすっかなあ。

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  1. 2015/03/12(木) 18:14:00|
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屋根裏部屋(ロフト)のすすめ

自宅のロフトは、オヤジの頭があたらない身長プラス髪の毛で185センチに設定していますが、現場のロフトも同じくらい。ただ、屋根勾配が4寸(1m行って40センチ下がる)なので、少し窮屈ですが寝床に最適。私もいまだにロフトで寝ていますが、夏は涼しく(標高の関係)、冬は薪ストーブの暖気で暖かく、寒くて布団から出られないということはないわけです。
北米なんかでは、ロフトアパートメントつって、工場や倉庫など天井高をあらかじめ高く設計し、そこを改築してアパートにしているケースもあります。
一人きりの造作なので「弟子がいたらなあ」と思う事もありますが、弟子がいたら現場任せて漁港から出撃の日々となることはわかりきっています。
30歳で日本に戻り、親方に弟子入りした時が日給5000円。「齊藤君、できるようになったら給料上げるから」と言われた日が懐かしい。半年ごとに1000円ずつ上がり、給料日には玄関でカミさんと娘たちが「今月もご苦労様でした」とわざとそういう儀式をやっていました。親方も、よく雇ってくれたなあと、思います。

職人も、子供も、教育も、さまざまなことも色々な意味で時間が必要。10年お世話になって独立するときにいろはの「い」は教えたから、と言われ、この先どうなるんだろうと思いました。

話がそれてしまいました。
ロフトという意味は、全国チェーンの雑貨屋はともかく、寝袋の膨らみのことをいいます。

体力落ちたなあ。

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  1. 2015/03/09(月) 18:18:29|
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発酵の力

加齢臭ゴールデンエイジとして、3月下旬からの山仕事は毎日納豆キナーゼを発生させます。夏になると自分の汗の臭いで「脳が腐りそう」になりますけど、正しい肉体労働者としては言い方を変えれば「季節の風物詩」「知ったこっちゃーない」。

釣ったアジやエソを粉々にしてきた、道具で、大豆を粉々にしました。ケーキのモンブランみたい。これと塩、米麹を混ぜて常温より低い場所で3か月熟成。マッサンのウィスキー熟成期間からすれば鼻くそですが、味噌が出来ます。

食に関しては、インスタントであろうが冷凍であろうが、コンビニであろうが、ありがたく「いただきます」。まあ、今回は家造り同様、実験です。ベジタリアンなのにマリファナ吸ってる友人がいて「どうなのテメエ?」と議論したこともありますが、「糠に釘」でした。「いただきます」という外国語は無いと聞いたことがあります。

イノシシを命を奪い、捌くときには、いつも「いただきます」と強く思います。
話がそれてしまいました。

次のテーマは「醤油」?



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  1. 2015/03/01(日) 18:26:43|
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