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おはようございました

大工です。 「おはようございました」は、過去形でもなく、このへんのジジババの朝のあいさつ。我が家でも使ってます。私だけですが。

日本の大工が凄いと思った時・・・

ログビルダーになるべくカナダに渡り、運よく雇ってくれた会社の近く(つっても70キロ離れてます)のビルダーの物置。
この建物は、ヨーロッパスタイル軸組工法、ティンバーフレームハウス。これを建てた友人は、日本のログハウス業界で「神様」と言われた、エド・キャンベル(ただのオッサン)の会社で働く、これまた超有名人だったビル・ワイエット(紳士的なオッサン)。ログハウス雑誌にくどいほど出ていました。ログビルダーにとっては憧れの人たちだったのです。
このティンバーフレームハウスを学ぶコースが、アメリカモンタナ州であるというので、片道1200キロを車で走り、植林作業も含めて4日間参加しました。そこで紹介されたのが、日本の民家です。受講生300人のうち、東洋人は私ひとりだったので、「あれはどうやって組むのか」などと質問攻めにあい「ふにゃふにゃ」とごまかしてしまいました。寄棟の隅木も、大嫌いな三角関数の公式がズラズラ。今となってはさしがね使えば普通の墨付けなのですが、おそらく、未だに、曲がり材を墨付けして組むという技術は、日本の大工だけだと思います。要は、寺社建築と同じですべて原寸仕事。
この講座に参加していたアメリカ人の「日本の大工は世界一なのに、なんでお前はここにいるのか」という一言が、私に帰国を決心させました。そして、確かにこのときは「日本の大工はすごいんだな」と思ったのですが、今は「?」です。

技術が一流だからその家が素晴らしいということはありませんね。アメリカ製のスタンレーの切れないノミを使いながら黙々と作業していたビル。川から石を一つずつ運んで煙突づくり。1年目にベースメント(地下室)を作り、25年たっても「あともう少しで家造りが終わる」と言っていた友人。こういう暮らしと価値観があれば日本は劇的に変わるでしょう。

写真の小屋は多くの書籍に紹介されました。楽しい建物です。
板のくりぬきは、ツバメが飛んでいるんだったか?


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  1. 2015/10/01(木) 17:55:01|
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